やはり実質上の「戦力外通告」だった!?日ハムノンテンダー問題にプロ野球選手会が抗議文 浮かび上がる「問題点」とは

タグ: , , 2022/3/8


 この選手会の声明に対し、日本ハム側も川村球団社長が反論のコメントを発表。今回のノンテンダーはあくまで決められたルール内で行ったものであるとした上で「選手会と球団とはそもそも立場の相違があり、同じ物事であっても、その見え方はどうしても違ってくる面があります」と球団経営を行う立場に理解を求めた。今後は選手会側と話し合いを行っていく姿勢だという。

 一方で今回のノンテンダーにまつわる問題点については球界内からもこんな声が上がる。

 「日本ハムがやったことはルール上は問題ないかもしれないが、道義上の問題として『そりゃ、ないでしょ』ということに尽きる。各選手たち、積み上げてきた実績がある。選手の権利を守るためにも年俸の減額制限などが設けられているところを、今回の件では単なる自由契約、実質的な戦力外通告をノンテンダーという名前を使って、覆い隠してしまった。これまでも日本ハムでは高額年俸の選手たちに対して同様なドライなやり方を取ってきたが、今回は主力を一斉に放出したことでファンからの反発も強い。影響は続くと思います」(球界関係者)

 「ノンテンダー」は元々メジャーリーグでも行われており、球団が来季の契約を提示せず、市場に放出することを指す。主に契約がコストに見合わなくなった際に用いられる手法とされる。従来から日本ハムは高年俸となった選手へのFA引き止めを行わないなど、若手育成を掲げ、スリムな球団経営を目指してきた経緯がある。

 ノンテンダー組の大田は通告を受けた際の心境を後に「頭が真っ白になった」「野球を続けられるのか、不安があった」と語っている。通告を受けた3人は新天地で、それぞれ巻き返しを誓っている。その活躍を願うばかりだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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