大谷34号! 後半戦スタートで加熱する大谷フィーバーの裏で、NHKの『五輪で試合中継中断』への悲鳴
雑音を封じ込めるのにふさわしい一発だった。18日(日本時間19日)に本拠地で行われたマリナーズ戦に「2番・DH」で先発出場したエンゼルスの大谷翔平投手(27)は2―7と5点ビハインドの場面、9回二死三塁で迎えた第5打席。右腕セワルドの低めの変化球を捉えると打球はぐんぐんと伸びて右中間へスタンドイン。後半戦開始後3試合目にして、5試合ぶりとなる待望の34号2ランが飛び出した。この日レンジャーズ戦で同じく31号を放っていたゲレーロジュニア(ブルージェイズ)に3本差をつけている。
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歴史的な球宴の裏で漏らした大谷の『本音』とは https://cocokara-next.com/athlete_celeb/shoheiotani-real-intention/
前日17日の試合では渡米後初となる4打席連続三振を喫したことでも話題を呼んだ。この日の第1打席でも空振り三振となり、5打席連続三振と自己ワースト記録を更新していた。ホームラン競争から始まり、レッドカーペット、史上初の二刀流出場となった球宴2日間の疲労蓄積による打撃への影響が心配される中、早めの一発で雑音を封じ込めてみせた。
一方でこのタイミングで主にメジャーリーグ中継を放送してきたNHKBS1が『中断』となったことには波紋が広がっている。この日は大谷の試合時間帯にゴルフのPGAツアー「バーバソル チャンピオンシップ」最終日の様子を放送、そのほかの時間帯もまもなく始まる東京五輪を前に各種競技の特集など、いわゆる『五輪シフト』となっている。
これにはネット上で「誰も望んでない五輪より、誰もが見たい大谷の試合を放送してほしい」「見たいものを放映せず、見たくないものを放映する」「なぜ大谷の試合を放送しないのか」と悲鳴ともいえる声が飛び交っているのだ。特に東京五輪をめぐっては、新型コロナ再拡大の折に行われるとあって、開催には今だ否定的な意見も多い。複雑な感情もあいまって、こういった声に結びついているようだ。