原巨人 助っ人8人でもぬぐえない「あの不安」とは
またコロナ禍の収束が見えない中、新外国人選手活躍の鍵を握るポイントとして、水面下の手厚いファローも求められている。
チームは昨シーズン通して外国人対応に頭を悩まされた。主軸の1人として期待したテームズは自身の開幕戦となった昨年4月27日のヤクルト戦で右アキレス腱断裂の重症を負い、そのまま復帰することなく帰国。さらにチームに衝撃が走ったのはスモークだ。
テームズ同様に新型コロナ禍で入国が遅れ、4月下旬に一軍登録されると、デビュー戦でいきなりマルチ安打をマーク。「5番・一塁」としてチームの勝利に貢献していた矢先の6月17日に巨人が電撃的に退団を発表した。
実質稼働したのは2か月弱。理由はコロナ禍による家族の来日が叶わないことにあった。さらに2人の代役として獲得したハイネマンも成績がふるわず、体調不良を理由にわずか1か月ほどで帰国したとあって、チーム力の底上げにはまったくつながらず、昨季の新外国人勢は「惨敗」に終わった。
迎えた2022シーズン。今季もコロナ禍の収束も見えない中、政府の水際対策もあり、入国など状況は依然不透明だ。
「チーム愛に厚い西武の助っ人勢が昨年は全員退団したように、今季も各チームにおいて助っ人勢のフォローは目指す優勝に向け最重要課題ともいえる」(球界関係者)
昨年、煮え湯を飲まされた外国人問題に、経験を踏まえてどうハンドリングしていくのか。指揮官の言葉通り「しっかりサポートする」ことがチーム浮上のカギともなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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