原巨人 助っ人8人でもぬぐえない「あの不安」とは
巨人の今季の新外国人の陣容が固まった。投手はメジャー通算46勝のマット・シューメーカー投手(35=ツインズ)と同28勝のマット・アンドリース投手(32=マリナーズ)の2人。多彩な変化球を操るシューメーカーはすでに自身のトレードマークでもあった豊かなあごひげをそり落とし、ジャイアンツカラーに合わせるなど、準備万端。メジャーでの経験も豊富なベテラン右腕は「マウンドに上がるときはチームの勝利に貢献することだけを考えたい」とキッパリ。一方のアンドリースもメジャーでは中継ぎを務めていたが、巨人では先発ローテーションの一角を担う存在として注目を集めている。
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打で注目はメジャー通算96発のグレゴリー・ポランコ外野手(30=パイレーツ)だ。打撃だけではなく通算98盗塁の「足」を生かすことも期待されている。「5ツール、すべてのことができる。全力を尽くすことを約束する」と走攻守すべてにおいて力になると誓った。さらに意外と面白い存在になると見られているのがアダム・ウォーカー外野手(30=米独立リーグ)だ。メジャー経験こそないが、独立リーグで2年連続MVPに輝くなどシュアな打撃がウリ。
多彩な顔ぶれがそろった新外国選手に対して原監督もオンラインで「こっちに来たら不安なこともあるだろうけど、できる範囲のことはしっかりサポートする。あなたたちの力、活躍しだいでは素晴らしいシーズンになる」と力強くメッセージを送った。
これで助っ人勢は昨季から在籍するウィーラー、メルセデス、デラロサ、ビエイラと合わせて8人となった。「一軍登録5人、出場4人」の規定に従い、どう用兵していくかもV奪回を目指す上で注目となる。