原巨人 2年連続V逸 ささやかれる「戦犯の名前」
また、岡本和の状態についてはこんな声もある。
「直接指導した原監督ですら、『指導法が合ってなかったのかも』とシーズン途中に漏らすほど、岡本和の復調には首脳陣総出で取り組んだが、結果がなかなか出なかった。現在は中田が4番を務め、サポートしている立場だが、年間通してコンスタントな成績が残せるよう、いずれ独り立ちしないといけないでしょう」(同)
昨季、自身初めてとなる全143試合に「4番・三塁」で先発出場を果たした。打撃二冠に輝くなど飛躍の年ともなったが、2年連続V逸ともなった今オフは、「4番の役割」をまた一から洗い直すことになりそうだ。
また「戦犯」という意味では、チームを率いる原監督にも厳しい目が向けられている。
若手の積極起用を掲げながら「特にピッチャーは少しでも崩れると、すぐに替えたがり、あれではなかなか成長できないという指摘もあります」(同)
今季はチーム打率がリーグ5位、チーム防御率がリーグワースト(18日現在)と投打ともに不振にあえぐ。効果的な育成手腕、てこ入れを示せなかったことで、百戦錬磨とされた指揮官に改めて疑問の目が向けられる要因となっている。
残り9試合、V逸は決定したものの、目指すCS進出に向け、まだまだ熱い戦いは続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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