「巨人戦中止」にモヤモヤする理由 他球団から漏れ出てきた「本音」とは
阪神に3ー7と敗れた30日の試合後に高津監督は「弱音を吐くわけじゃないが」と前置きした上で、選手の状態について「コロナ組はしんどいね。一生懸命頑張っている。でも厳しい。ピッチャーにしてもそんな簡単なことじゃない。あれだけ休んでゲームに出るということはね。よく頑張っていると思います」と打ち明けた。さらに続けて「まったく10日間動けなかった人たちが帰ってきて、さあ動けるかといわれたら、そんな簡単なものじゃない。やっぱり時間はかかる」とした。
このように隔離期間を終えて、チームに合流後も選手たちは調整に苦労していると認めたのだ。
巨人の対応にファンがもやもやを募らせているのは球団側が今回の中止の理由に「全力疾走ができない」「全力投球ができない」「筋力不足」など、コンディショニング面を理由としている点にもある。実際にヤクルトの選手なども最短で試合に復帰しながらも、復調には苦労している現実がある。それでも何とか試合に出続けているとあって、試合が開催される条件に差が出ているのではないかと、厳しい目が向けられている。
巨人は8月2日から、本拠地東京ドームに絶好調の阪神を迎える。果たして試合ができるのか。勝敗の行方も含め、チームに引き続き注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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