阿部・巨人が獲得のオドーアはV奪回の使者になるか MLB通算178本塁打に隠れた“小さくないリスク”とは?
また、起用法も難題だ。すでに日本の複数媒体はライトでの起用を指摘しているが、オドーアはセカンドが本職。外野での守備機会はメジャーとマイナーの通算1520試合でもわずか9試合しかないうえに、守備力が抜群に優れているわけではない。DH制のないセ・リーグにおいてはこちらも不安材料と言えよう。
もっとも、今オフに中田翔が退団した巨人にあっては、坂本勇人、岡本和真を除いて、中軸を担える長距離砲が不在。メジャーリーグでも屈指のパンチ力を秘めるオドーアがハマれば、一気に打線に厚みが産まれるのは確かだ。そういう意味では、攻守におけるプレーの粗さに多少は目をつぶっても、獲得のメリットがゼロというわけではない。
近年は大物助っ人獲得が功を奏していない印象もある巨人。果たして、リスクを承知で獲りに動いたオドーアはV奪回の使者となり得るか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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