原巨人、投手陣が壊れた「理由」 かつての腹心コーチが指揮官の起用法に言及
また「8回の防御率は4点台、7回の防御率は2点台なんですよ。中川の穴が大きすぎた」と語っており、続けて「平内に託したものの良かったり悪かったり安定感に欠けた。最後は高梨に任せて、ハマったものの残り試合が20試合程度となり、すでに遅かった」と、リリーフ起用で苦心したことも明かしている。
その上で、自身も巨人でのコーチ経験のある岡崎氏は「今の野球では8回がキーポイントだね。俺が1軍ヘッドコーチを2年間やったときはね、ぐっさん(山口鉄也:9年連続60試合登板等、リリーフで活躍)がいたの。だから8回はスッと行った」と、セットアッパーの重要性を説いた。
他にも宮本氏は来季へ向け「中川は行けそうなんだけど(故障明けの為)わかんないですよね。平内も育ってきてはいる。ただ、僕は高梨1本で行くべきだと思う。(他の選手も含め)そこをいかに作るかが秋と春の課題だと思いますね」と、リリーフ陣立て直しについて力説した。
試合最終盤を確実に抑える中継ぎ投手不在が最後まで響いた今シーズンの巨人。果たして、ペナント奪還へ向かう来シーズン、その役割を担うのは果たして誰になるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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