巨人・正捕手問題 岸田の正捕手獲りに求められるバッテリー「三番勝負」とは
円陣番長から脱却なるか。巨人・岸田行倫捕手(25)が正捕手獲りに意欲を示している。
25日、川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを行った岸田はキャンプインを控え、「ここ何年かなかなか試合に出られずに、中途半端な感じで終わってしまっている。今年は、レギュラーを取れなかったらこのまま終わってしまうという気持ちでやりたい」と強い意気込みを語った。
昨季の正捕手争いは大城、小林の2人を軸とし岸田の出場は27試合、先発を任されたのはわずか3試合にとどまった。今季から捕手のエースナンバーでもある「27」をつけることになった。原監督も「今年は岸田を使う」と明言しており、プロ5年目を迎える今季、飛躍を遂げられるか、注目される。
そんな岸田の正捕手獲りにはいくつかの「関門」も指摘されている。
「まずひとつは投手との相性。わかりやすくいえばエース・菅野に認められるかは大事になってくる。年間通してマスクをかぶるとなれば、エースに認められるかでチーム内の起用も変わってくるはず」(球界関係者)
近年、菅野とバッテリーを組むのは「スガコバ」で知られる小林が定番だった。しかし、昨季は大城とバッテリーを組む試合もあり、起用は柔軟になっている。精密なコントロールを武器とし、細かい部分の球の出し入れを得意とする菅野に認められれば、正捕手獲りへの近道ともいえそうだ。
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