巨人・正捕手問題 岸田の正捕手獲りに求められるバッテリー「三番勝負」とは
2つ目には外国人投手とのバッテリーも課題にあがる。昨年10月14日の阪神戦。この試合、先発山口と小林のバッテリーで試合を作っていたが、9回から岸田がマスクをかぶった。0―0で迎えた緊迫の場面。しかし、ここで守護神ビエイラと岸田のリズムが合わない。サイン交換もうまくいかず、結局この回、3点を失い、試合は敗れた。これまでビエイラとのバッテリーは主に小林が担っているが、今後、試合の最後まで守ることを目標とするならば、ビエイラを始め、外国人投手からの信頼を得ることも必要となる。
そして3点目は、扇の要としてチームを鼓舞する役目も期待される。ただこの点については、岸田はこれまでもチーム内で「円陣番長」として明るいキャラクターで知られる。
「小林、大城にしろ投手が打たれると引きずってしまい、ベンチが暗くなってしまうことも。たとえ打たれても前を向けるか。岸田には攻守での切り替えの早さも求められる」(同)
リード、打撃に加え、持前のキャラクターを生かすことも希望されている。チームにとっても近年固定できていない、正捕手問題は何とか今年こそ決着をつけたいところ。目の色を変えた背番号「27」のやる気に期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
・今すぐ読みたい→
原巨人 ルーキー全員キャンプ二軍スタートの裏でひそかに注目を集める「あの隠し玉」とは
元巨人・陽岱鋼 日本球界復帰の「ウルトラC」とは
G小林誠司 一軍キャンプ志願も求められる「あのミッション」とは