【日本ハム】打撃「4冠」の松本剛、プロ11年目で覚醒なるか 球団OBも「楽しみ」
ベルーナドームにて12日、西武と対戦した日本ハムは、3-0の完封勝利で、ビッグボス就任以来初となる2連勝を飾った。
この日、日本ハムの先発は中5日での登板となった加藤。
1,2回を三者凡退で上々の立ち上がりを見せると、6回まで危なげないピッチングを披露。7回にはピンチを招き降板するも2番手の玉井が火消しに成功。
その後も、8回には堀、9回には北山が見事なリリーフをみせ、完封リレーで勝利に導いた。
加藤は今季初勝利。先月30日の西武戦では6回に7連打を浴び5失点で負け投手となっていただけに、リベンジ登板を果たした。
一方、打線はこの日4番に座った松本剛が大活躍。
1アウト2,3塁で迎えた初回にはレフトに先制タイムリーを放つと、その後も2安打を放ち猛打賞。盗塁も2つ成功させるなど、主軸の役割を見事に果たして見せた。
その松本、今シーズンはここまで打率(.419)安打数(18)得点圏打率(.750)盗塁(7)全てリーグトップの成績を誇り、何と満塁時の打率は驚異の10割(3-3)を記録している(12日現在)。
元々入団当時から、走攻守全てにおいてバランスが取れており定評があった。守備では内外野全てをこなすユーティリティプレイヤー、打撃でもバントなど細かな技から、好機には豪快なバッティングもできるなど、貴重な存在だ。
これまでレギュラーとして定着したことはなかったが、今季はビッグボス新体制のもと、正に指揮官が求める「走れる4番」を体現しており、信頼感も日増しに高まっている。