楽天・西川 年俸65%ダウンの過酷 過去の「大幅ダウン選手」とは
日本ハムを自由契約となり、楽天に入団した西川遥輝外野手が25日、オンラインで入団会見を行った。「また野球ができることに非常に喜びを感じています。決まった時は本当にホッとしました」と安どの表情を浮かべた。
もっとも条件は決して恵まれてはいない。今季は24盗塁で盗塁王のタイトルを獲得しながら、打率・233とバットは湿った。昨オフにはポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を目指した29歳が、今季の年俸2億4000万円から来季は8500万円へと大幅ダウン。1億5500万円減で、約3分の1に落ち込んだ。
一般人からは想像もつかない落ち幅となったが、それでも今オフの契約更改では最大減ではない。金額でいえばソフトバンク・松田宣浩が、3億円減の来季年俸1億5000万円で契約を更改。「結果を出せなければ当然。この悔しさをバネにバットを振る」と雪辱を誓った。
また、巨人の菅野智之は2億円減、中田翔は1億9000万円減で来季契約にサインした。今季年俸は菅野が8億円、中田は3億4000万円とともに高額で国内トップクラス。満足のいく成績が残せず、いずれも西川の額を上回る大幅減での契約更改となった。
では国内での契約更改で、過去に最大減額となったのは誰でいくらほどだったのだろうか。金額でみれば、2015年オフに契約更改した巨人・杉内俊哉の4億5000万円が最大だ。その年の年俸5億円から、翌年は5000万円となった。