楽天・西川 年俸65%ダウンの過酷 過去の「大幅ダウン選手」とは

タグ: , , 2021/12/26

 杉内はソフトバンクに在籍していた2011年オフにFA宣言。2012年から巨人と4年総額20億円の大型契約を結んだ。最初の3シーズンはいずれも2桁勝利を挙げ、2012年の日本一と、2014年までのリーグ3連覇に貢献。だが、2015年は股関節痛を患い、17試合で6勝6敗、防御率3・95で規定投球回数にも達しなかった。

 確かに期待には届かない数字だったかもしれないが、これほどの減額に値する結果だったかといえばそうではない。杉内は10月1日に右股関節の手術を受けていた。過去に前例のない手術で、2016年以降の復帰が不透明な状況だった。そして残念ながら、この球団のシビアな判断は正しかったことが後に明らかになる。

 懸命のリハビリに励んだ杉内だったが、その後3シーズン、1軍のマウンドに上がることは一度もできなかった。2018年限りで現役引退を決断。17年間の現役生活にピリオドを打った。

 その杉内に迫る減額だったのが、2018年に中日に入団した松坂大輔。前年までのソフトバンクでは年俸4億円だったが、3シーズンで1軍登板は2016年のわずか1試合のみ。入団テストを経て、3億8500万円減の年俸1500万円で再起を目指した。

 2018年シーズンの松坂は11試合に投げ、6勝4敗、防御率3・74。かつての球威こそないが、ベテランの投球術で好成績を収めた。球宴にも選出され、カムバック賞を受賞。オフには6500万円増の年俸8000万円で契約を更改し、復活を印象付けた。

 大減俸からの出直しを誓った西川だが、過去にはもっと大きな減俸に直面してきた選手たちがいる。何よりまだ29歳と若く、大きな故障も抱えていない。ここ数年は大型補強を重ね、戦力的にはリーグ優勝が求められる楽天。そこに大きく貢献すれば、年俸も鮮烈な返り咲きをみせるはずだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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