「お前もったいないなあ」橋上秀樹が浅村栄斗に送ったアドバイスとは
浅村は自分の打撃スタイルから離れたところを目指していた
さらに淡輪さんによると、浅村は橋上さんのおかげであるものが減ったという。
「うちの主人、三振がすごいんですよ・・・(笑)ただそれも橋上さんの助言で減ったと話していました。」
実は橋上さん、西武へ加入する際に、球団からある要望を受けていたという。
「私が西武に呼ばれた際、球団からの第一の依頼として、主軸たちの三振をなんとかしてくれと言われました。確かに数字を見てみると、とんでもない数の三振をしているわけですよ・・・(笑)」
実際、橋上さんの入団前年の三振数ランキングを見てみると、1位中村剛也(172個)3位森友哉(143個)4位浅村栄斗(136個)と、当時西武の主軸を打っていた3人が上位を占めている。
「中でも浅村選手って意外に人の話をよく聞いてくれるんですよ。凄く人見知りで、寡黙な感じの雰囲気があるんですが、実は結構話をしてくれる。そこで三振について話をしているうちに、少しずつ打撃に変化が見られるようになり、三振もかなり減りましたね。」
その中で具体的におこなったアドバイスについて、橋上さんはこう話す。
「追い込まれた後にどういう対応をするかですね。追い込まれていない状況と追い込まれた状況で同じスタイルだと、いつまで経っても三振は減らないよと話しました。追い込まれている状況ではバッターは不利になっている。現実を受け止めて、少しは打撃スタイルを変えなさいというようなことを言いました。」
その上、橋上さんは浅村について、
「彼は元々若くして打点王もタイトルもとっていましたから、チャンスで点をとる術、打撃スタイルというのは持っていた。ただ、周りにホームランを沢山打つ選手が多かったので、少し強引になって、自分の打撃スタイルから離れていたところを目指していた部分がありましたね。なので、本来の浅村選手の打撃を目指していった方が、チームにとっても本人にとってもさらに上のランクに行けるのではという思いで見ていたので、その話をさせてもらいました。」
と、本人の持つポテンシャルを踏まえてアドバイスを送っていたと明かした。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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