「基本的にはきつい」日本ハムのオープナー事情を橋上秀樹氏と荒木大輔氏が語る

タグ: , , , , , 2022/2/11

 野球には「オープナー」と呼ばれる継投方法が存在する。オープナーとは、本来リリーフで起用される投手が先発登板し、1,2回の短いイニングを投げ、本来の先発投手をロングリリーフとして継投する起用法だ。最近では2019年に日本ハムが取り入れ、注目を集めた。

そんなオープナー制度について、現役時代、ヤクルトなどで活躍し、引退後は楽天、巨人、西武、ヤクルトさらには侍ジャパンでコーチを務めた現・BCリーグ新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ監督の橋上秀樹氏とヤクルトで共に戦った荒木大輔氏が現在橋上氏がおこなっているYouTubeチャンネル「橋上秀樹アナライズTV」で語り合った。

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元々日本球界では、先発投手が9回まで投げ切ることを美徳とするような考え方が存在していた。しかし、現代のプロ野球界では先発・中継ぎ・セットアッパー・抑えというような分業制で投げ継ぐ事が一般化されてきた。

両者によるとそもそもオープナーを日本で起用したのは、日本ハムが最初だったという。分業制が浸透してきていたとは言え、リリーフ投手を先発させるという奇策ともとれる戦略はなぜ採用されたのか。

それについて、当時日本ハムの二軍で指導をしていた荒木氏によると

「全員で戦おうぜみたいな。11,2人の投手陣で戦うという事で、(登板間隔等が)詰まってしまったりとかがあると、どうしても(オープナーを)使わなければいけないような状況になって、そういう発想が出てきたんだろうね」





「(首脳陣の中では)おそらく、ぶつかり合うミーティングになったと思う」

とオープナー起用について、賛否両論意見が 分かれたとしながらも、日本ハムの苦しいローテーション事情がオープナーを起用させるきっかけになったと語った。

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