「落合さんは鍋奉行」知られざる落合博満氏の姿とは【橋上秀樹氏×川崎憲次郎氏対談】
現役時代は東京ヤクルトスワローズなどで活躍し、現在は野球評論家として活動している川崎憲次郎氏をゲストに迎え、同じくヤクルトで活躍し、引退後は楽天、巨人、西武、ヤクルトさらには侍ジャパンで戦略コーチを務めたBCリーグ新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ監督の橋上秀樹氏が橋上氏のYouTubeチャンネル「橋上秀樹アナライズTV」で語り合った。
【動画】川崎憲次郎氏が語る、2004年開幕投手舞台裏!開幕指名から開幕当日まで中日ベンチは大混乱に!
今回の話題は現役時代は3度の三冠王に輝き、監督としても中日を日本一に導き、常勝軍団に育てあげるなど野球界に数々の功績を残した「オレ流」落合博満氏の現役時代を振り返ることから。
日本ハム時代に同僚として3年間、同じチームで過ごした経験を持つ橋上氏は落合氏について「すごく神経質だったし細かかった」と話す。その性格はこんなシーンにも現れていたという。ある年のキャンプ中のこと、ナインで鍋を囲んで食べようとする時にはこう厳命されたという。
「誰も手を触るな」。鍋の取り分けは自身で差配し、絶対に鍋には触らせなかった。「アク一つ残さない」完璧な鍋奉行ぶりで最後の雑炊に至るまで、完璧に作り上げたことが強く印象に残っているという。
そういった落合氏の姿を見て橋上氏は「一流選手はこういう細かさが必要なんだと思った」という。実際に落合氏からも細かいことにこだわらないと野球で結果を残せないと説かれたこともあったそうだ。