原巨人はどうして「大失速」したのか かつての懐刀が解説
下剋上を達成するために必要なのは・・・
屈辱にまみれたレギュラーシーズンはひとまず終わった。次の目標は球団史上初となるCSからの下剋上、日本一となる。巻き返しには何が必要か。この点についても橋上氏はこう言及する。
「今年に関していえば、チームにとっては初めてとなる3位から日本一を目指すことになる。チームを預かる身としては言葉であったり、行動であったりが大事になってくる気はします」と今後の1週間でいかに選手の気持ちを高められるか、原監督の「言葉力」が浮上のカギを握ると見ている。
元々原監督は百戦錬磨の指揮官として「言葉の力」をよく知っている。開幕前の恒例行事ともなっている手つなぎミーティングなど、要所で選手の気持ちを高める方法を用いることも有名だ。かつてない屈辱から這い上がるための「言葉選び」は何になるのか。
「常にジャイアンツはプライドを持って戦おうというのをひもといています。CSでは3位から日本一の可能性もある。そこで『ジャイアンツの底力を出しにいこうじゃないか』など、ジャイアンツプライドという言葉が一つのキーワードになるのではないでしょうか」
原点回帰ともいえる、「プライド」を選手たちに思い起こさせる言葉がけができれば、球団史上初の下剋上もありうると橋上氏は見ている。CSファーストステージは来月6日に開幕。巨人は2位の阪神と敵地・甲子園での戦いに臨む。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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