不振続く日本ハム・伊藤大海にささやかれる「配置転換」
先発として長いイニングを投げることに不安がある今、WBCでも適性を見せたリリーバーとして活路を求める声だ。
伊藤は昨年すでに「守護神テスト」も受けている。新庄監督発案の下、昨年9月26日に行われた楽天戦(札幌ドーム)では1点リードの9回にマウンドへ上がると、2三振を奪い三者凡退に抑えるなど危なげないピッチングで適性を示した。
球威あるまっすぐと制球良く変化球を投げ分ける伊藤のピッチングスタイルはクローザー向きとも当初から言われていたが、結局この構想は伊藤が首をたてに振らず、先発直訴したことで流れた経緯がある。
迎えた2023シーズン、チームは開幕から最下位が定位置となっている。守護神を務めていた石川直也が現在故障で離脱中と終盤、不安定な投手起用が続いており、この足りないピースを埋める存在としてひそかに注目されている。
低空飛行が続くチームでは戦いながら、戦力整備を図っていくしかない。伊藤の復活はどのように果たされるのか。巻き返しを期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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