「自分の色を出そうとすると…」落合博満氏が新生、藤川球児監督にアドバイス チーム強化に気を付けたい"NGポイント"とは

ナインをいかに導くか、藤川新監督の選手起用にも注目となりそうだ(C)産経新聞社
22日から始まったオープン戦、阪神は楽天と戦い7ー7の引き分けに終わった。
打線では前川右京、佐藤輝明に一発が飛び出すなど明るい材料も多く見えた試合となった。
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また今季は注目が集まる藤川阪神の戦いぶりに関して球界OBからも考察の声があがっている。
23日に放送された『サンデーモーニング』(TBS系列)の「スポーツ御意見番」に中日監督として、4度のリーグ優勝、日本一も達成した落合博満氏と同じくDeNA監督経験も持つ、巨人OBの中畑清氏が出演。落合氏が藤川球児新監督の行う野球、進む方向性について語るシーンがあった。
番組内では23年に日本一を達成、昨季2位フィニッシュとなった岡田彰布前監督の後を受けて藤川監督が就任した経緯を振り返りつつ、落合氏は「去年、一昨年と阪神がやってきた良いことというのがありますよね。これをどうやって継承していくかことが大事」と話した。
その上で、落合氏はチーム作りの根幹に関して「足りない部分をどう手を加えていくかが、チーム作りの上で一番大事なこと」としながら、逆に"NGポイント"として「自分の色を出そうとして、違った野球をやるととんでもないことになりそうな気がします」と危惧するシーンも。
「前任者のやっていることの良いところまで壊したがる人っているでしょう。自分の色を出したがってね。そういう時は、結構失敗するケースが多いと思いますね」と球界の過去の例まで振り返りながら、チーム作りの成功の道を説いた。