原巨人 OB高橋尚成氏が臨時コーチ就任でささやかれる来季への「布石」 追いつめられる「コーチの名」とは
今回の人事は裏を返せば、指揮官が現在一軍を預かる桑田投手チーフコーチ、山口コーチ、二軍を預かる青木、三沢コーチらへの信頼感が低下、厳しい目が向けられていることも浮き彫りになった。
今季のチームは「発掘と育成」を掲げ、多くの若手投手陣を抜擢してきた。開幕直後は好調で、赤星、堀田、山崎伊などがのきなみ初勝利をマークしたことで「ヤングジャイアンツ」を印象づけた。しかし、その勢いは続かず、5月以降は急失速。若手投手陣はスタミナ不足が目立ち、安定した力を発揮できていない。
また高橋氏に期待されているのは、昨年のチーム勝ち頭、自身と同じ左腕の高橋優貴再生にもある。昨年は初の2桁勝利、チーム勝ち頭となる11勝をあげ、さらなる飛躍が期待された今季だったが、オープン戦でつまずき、シーズンに入っても序盤で打ち込まれることが続き現在もファームで調整中と不振が続いている。ほかにもファームには横川、山田、石田、ら成長が期待される左腕が多いとあって、高橋氏の手腕に早速、注目が高まっている。
コロナ禍において試合を中止(延期)していた巨人は2日の阪神戦(東京ドーム)からいよいよ、後半戦がスタート。最下位の中日には2ゲーム差と迫られている。苦しい状況下でどのようにチームを浮上させていくのか。今回の人事で早速テコ入れプランを示した原監督の次なる一手にも注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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