原巨人 OB高橋尚成氏が臨時コーチ就任でささやかれる来季への「布石」 追いつめられる「コーチの名」とは

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 救世主となれるか。「投壊」が深刻な巨人で、あの名物OBがひと肌脱ぐことがわかった。

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 2日付けの「スポーツ報知」によると、巨人が現在は野球評論家を務め、OBの高橋尚成氏(47)を臨時コーチとして招へいする方向だという。高橋氏は、1999年ドラフト1位で入団、1年目から先発ローテーションで活躍するなどエース左腕として一時代を築いた。09年オフに海外FA権を行使、大リーグのメッツを含め、4球団を渡り歩くなど、日米の野球界にも精通している。

 今回の指導はファームを中心に2~3週間の期間を予定しているというが、シーズン途中に臨時コーチを招へいするのは異例のこと。それだけ現在のチームにとって投手陣整備が最重要課題となっている証でもある。前半戦終了時のチーム防御率は4・09と12球団ワースト。防御率が4点台を記録したのは、巨人だけとなっている。最近は打線も上向いてきたが、この「投壊」状態が続くようではチーム浮上も見込めないとあって、高橋氏に白羽の矢が立ったようだ。

 一方で投手陣立て直しに現役OBの力を借りることで、現在のコーチ陣にとっては首筋が一気に涼しくなる事態となりそうだ。今回の人事は原監督の肝入りだというが、こんな声もある。

 「秋季キャンプ、春季キャンプに臨時コーチを招くことはよくあることだが、シーズン中にてこ入れするのは珍しい。それだけ新しい力を求めている、投手陣立て直しに手をやいていることが分かる。違う視点を求めているということなのかもしれないが、ここで結果を残せれば高橋氏にとっては来季以降の入閣の可能性も出てくるのではないか」(球界関係者)

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