佐藤琢磨、角田裕毅を生んだ「鈴鹿サーキットレーシングスクール」が「ホンダ」を冠した新名称に その理由とは?
会見するホンダの三部社長(ホンダ提供)
ホンダは14日、今季のモータースポーツ参戦体制発表会を開き、ホンダ主導の若手レーサー養成機関「鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS)」の名称を「ホンダレーシングスクール鈴鹿(HRS)」へ変更すると発表した。校長にあたるプリンシパルは米インディカーに参戦する佐藤琢磨が継続する。
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SRSは1992年に三重県の鈴鹿サーキットで開校。二輪、レーシングカート、フォーミュラカーと他岐に分かれ、カートを含めてF1に進んだ選手として佐藤琢磨、山本左近、中嶋一貴、角田裕毅がいる。
名称変更についてモータースポーツ関係者は「これまでも実質的にホンダのスクールだったが、ホンダとの連携がさらに強化されていく。ホンダの名前を出すことで世界的にブランドイメージを高める目的もある」としている。
F1は昨年で撤退したものの、米インディカー、日本のスーパーフォーミュラ、スーパーGT、二輪もモトGPを含む内外の各カテゴリーで活動を続けており、モータースポーツ活動もかつては二輪レースの統括会社だったホンダレーシング(HRC)に一元化されることになった。
鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎの運営会社「モビリティランド」も3月から「ホンダモビリティランド」に改称され、ホンダの名前を前面に押し出すことになる。