「イチロー節」全開の引退会見 雄星が「号泣中の号泣」etc.名言集

タグ: , , , 2019/3/22

 不世出のヒットメーカーがユニホームを脱いだ。

 マリナーズのイチロー外野手(45)が21日、東京ドームで行われたアスレチックスとの開幕第2戦後に現役引退を表明した。日米通算4367安打、メジャー10年連続200安打など数々の金字塔を打ち立ててきた一方で、イチロー独特の言い回しでもファンを楽しませてきた。試合後に行われた1時間26分にも及んだ引退会見もまた「イチロー節」全開だった。

・合わせて読みたい→
「イップス」になりやすい人とは?イチローも経験、克服に掛かった時間は?(https://cocokara-next.com/stress/person-to-become-the-yips/)

<試合が延長戦となり、午前0時近くに会見がスタート。集まった報道陣に対して>


 「こんなにいるの? びっくりするわ。こんなに遅い時間にお集まりいただいてありがとうございます。今日のゲームを最後に、日本で9年アメリカで19年目に突入したところだったんですけど、現役生活に終止符を打ち、引退することになりました」

-引退を決断したのは
「タイミングは(今春の)キャンプ終盤。日本に戻ってくる何日前ですかね。もともと日本でプレーする、東京ドームでプレーするというのが契約上の予定でもあったんですけど、キャンプ終盤で結果を出せず、それを覆すことが出来なかったということですね」

-後悔は?
「今日の球場での出来事(スタンディングオベーション)を見せられたら後悔などあろうはずがありません。もちろん、もっとできたことはあると思いますけど、結果を残すために自分なりに重ねてきたこと…人よりも頑張ったということはとても言えないですけど、自分なりに頑張ってきたということは、はっきり言えるので」

-涙がなく、笑顔が多いように見える
「純粋に楽しいと言うことではないんですよね。誰かの思いを背負うというのは重いことなので。1打席1打席立つことは簡単ではない。疲れました。やっぱり1本ヒット打ちたかったですし、僕には感情がないと思っている人もいますけど、意外にあるんですよ。結果を残して最後を迎えられたら良かったですけど、それでも最後まで球場に残ってくれて、死んでもいいというのはこういう時なのかなと思いました。死なないですけど。そういう表現をするときって、こういうときだろうなって思います」

-得たものは
「ま、こんなものかなぁという感覚ですよね。200本もっと打ちたかったですし、できると思ったし。1年目、2年目と勝って、勝つのってそんなに難しい事じゃないと思っていたんですけど、勝つのって大変です。この感覚を得たのは大きいですね」

-日本に戻る選択肢はなかったか
「なかったですね。最低50(歳)まで現役とは思っていたし、それはかなわずに、有言不実行の男になってしまった。でも、その表現をしてこなかったら、ここまでできなかったかなという思いもあります。だから言葉にすること。難しいかもしれないけど、言葉にして表現することというのは、目標に近づく1つの方法ではないかなと思っています」

-これからは野球に費やしてきた時間とどう向き合うか
「今は分からないですね。でも明日もトレーニングはしていますよ。じっとしていられないから、動き回ってますね。ゆっくりしたいとかは全然無い」

-もっとも印象的なことは
「この後、時間がたったら今日のことが真っ先に浮かぶことは間違いない。去年の5月以降ゲームに出られない状況で、シーズン最後までの(練習を続けた)あの日々は、ひょっとしたら誰もできないかもしれない。それを最後まで成し遂げられなければ、今日のこの日はなかった。どの記録よりも、自分の中ではほんの少しだけ誇りを持てたと思います。分かりやすい10年200本(安打を)続けてきたとかは本当に小さいこと。記録はいずれ誰かが抜いていくと思う」

-指導者願望は
「監督は絶対無理ですよ。これは絶対がつきますよ。本当に人望がないんですよ。それくらいの判断能力は備えているので。アマチュアとプロの壁が日本の場合特殊な形で存在しているのでね。どうなるんですかね、そのルール。今までややこしいじゃないですか。例えば、自分に子どもがいて高校生だとすると、教えられないですよね。そういうのって変な感じじゃないですか。今日をもって元イチローになるので、それが小さな子どもなのか、中学生なのか、高校生なのか、大学生なのか分からないですけど、そこには興味がありますね」

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム