燕・田口 M点灯に貢献も「雄たけびガッツポーズ」で異例の謝罪の背景とは
実際、ガッツポーズ後には打ち取られた阪神・糸井が田口をにらみつけるような場面も映し出された。さらに今回の謝罪につながる「伏線」もあった。本拠地の神宮では勝利の後に田口が一塁側スタンドの観客をリードして拍手を求めるのは恒例行事となっている。これに関しても「田口はムードを盛り上げるためにやっているのは分かるが、特に先の巨人戦では大盛り上がり。今後の遺恨に発展しかねません」(同)
今週前半に行われた巨人との3連戦、チームは最終戦を山田のサヨナラ内野安打で決めるなど劇的な勝利を重ねた。一方の巨人にとってはチーム状況がどん底の中、最悪の3タテを食らい、意気消沈。さらにベンチを引き上げる際に相手側の派手なパフォーマンスが目に入れば、いやが上にもリベンジ精神をかきたてられるというのだ。
「巨人のV逸は決定的となりましたが、今後、CSを勝ち上がり、再びヤクルトと戦うことも十分ある。そういった意味では下手に刺激しないほうが得策かもしれません」(同)。
田口は3月に巨人からトレードで移籍。常に元気印でブルペンを盛り上げるムードメーカーとして知られる。今回の謝罪にもファンの間からは「気持ちが入っていたからしかたがない」「優勝かかっているんだから、熱くなるのも当然」と擁護する声も多い。気持ちは熱くプレーは冷静に。今回の反省を生かして、田口は腕を振り続ける。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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