「ボールから入る勇気を持つこと」中日レジェンドが侍戦士の後輩に与えた「金言」とは

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 その上で、リリーフ経験の浅い高橋に対し、先発との違いについて「1点も取られてはいけないこと」とし、気を付けるポイントについてアドバイスを送った。

 同氏も2008年の北京五輪では、本職は先発ながらチーム最多となる5回、中継ぎとして登板している。その当時の状況を「ランナーを置いた場面での登板は違和感があった」と認める。中でも対応が難しかった点として四球を出したくないという意識が強くなることで、「ボール球から入る勇気が出ない」と救援の難しさを吐露している。

 この点の対応に関しては「普段、リリーフを専門としている投手であればボール球を投げる余裕もある」として、通常の先発時とは違うカウントの組み立ての重要性に触れた。

 最後には「(救援投手が)悪い流れを変えたり、ピンチを抑えることで日本に良い風が吹いてくる」として、後輩にエールを送った川上氏。初めて日の丸を背負う高橋宏斗にとってはそのキャリアが今後の戦いに生かされることは間違いない。奮闘を期待したい。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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