巨人・上原再契約、仮にプロテクト外しが意図的なら優秀な戦略 新たな問題提起

タグ: , 2018/12/17

 だが、チーム側はどうだろうか。そもそも、今回の件が憶測通りに人数調整だったとしても、ルールで禁止されている行為ではないし、何ら引け目を感じる必要はない。「抜け穴」と映ると姑息な印象を与えがちだが、その抜け穴を巧みに見つけて突くことこそ優れた運営である証明ではないだろうか。

 大谷翔平がメジャー挑戦する1年前、大リーグで新労使協定が合意に達し、25歳未満の大谷が移籍した場合は大幅に契約金が制限されることが明らかになった。ロブ・マンフレッド・コミッショナーは「例外はない。大谷獲得も同様。密約は結べない」と日米で注目を集めるであろう大谷の交渉劇に釘を刺した。一方で米メディアは「各GMは抜け穴がないか、巧みに精査し始めている。過去のどんな新ルールにも、必ず抜け穴があった。そこをいかに見いだすかが彼らの腕の見せ所だ」と報じていた。

 繰り返すが、もし人数調整だったとしても、巨人サイドは何一つ悪いことはしていない。むしろ、こうしたことで現行のFA制度へ新たな問題点を提起するきっかけになるだろう。逆にこの抜け穴に初めから全く気付いていなかったのだとしたら、運営サイドの人間としては能力が低いと露呈してしまっているようなものだ。批判的だったネット上の世論に忖度し、潔白を声高に主張する必要はそもそもない。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム