新庄ハム 万波二軍落ちでささやかれる「次の候補」とは
日本ハムは29日の西武戦(ベルーナドーム)に2ー6と敗れ、リーグ戦再開後はわずか1勝と泥沼から抜け出せない。
【関連記事】井納翔一が歩む巨人FA史上ワーストコスパ選手への道
この日の先発は当初予定していた加藤がぎっくり腰を発症したことにより、急きょ代役を務めた吉田。自身も志願しマウンドに上がったが、初回、2回と先頭打者に四球を与え、3回の先頭にも安打と3回まですべてのイニングで先頭打者の出塁を許すなどしたことでリズムをつかめず、3回3失点で降板。今季4度目の先発マウンドでもアピールできず、再び中継ぎに配置転換されることになった。
メスが入ったのは野手も同様だった。この日「8番・DH」で先発出場した万波は6回の打席で空振り三振、8回も三振に倒れるなど、3打数無安打2三振で29打席連続無安打と絶不調。ここまで1試合2発を記録した試合もあるなど、チームトップタイの10本塁打をマークするロマン砲に対し、「迷いがある人は要らないし、試合に出させたくない」と新庄監督は30日に出場選手登録を抹消する考えを明らかにした。
野村、清宮と共に「次世代クリーンアップ」の一角を務めたこともある。過去には新庄監督が「この3人が育ってくれたら夢があるよね」と語っていたが、まず一人目の「脱落」となった。今後はファームで走り込みや試合に出させるなど再調整を行う考えを示した。
投打ともに若手の成長株がなかなか結果を残せない現状に新庄監督は「何かを個人個人で見つけていかないと、プロの世界は甘くない。今からでも遅くない」と選手に奮起を促す。