日ハム・清宮 来季は「二軍生活」か 指揮官の不興を買った「理由」とは
日本ハムは12日のロッテ戦(ZOZOマリン)に0ー3と2試合連続19度目の完封負け。この日の敗戦でCS進出の可能性も完全消滅した。
就任1年目、多くの話題を提供してきたが、結局、開幕からの定位置である最下位を脱出することはできなかった。15試合を残してBクラスが確定した。新庄監督は「前から決まってるやん。今年は成長の年だから」とあくまで前を向いた。
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一方、戦力の見極めも終了したようだ。今季は「トライアウト」と位置づけ、公約通り、故障者を除く全野手を一軍で起用した。「チャンスを与えて2割2分以下の選手は、(レギュラーを)つかめなかったとしか判断できない」とばっさり。これは期待のロマン砲、清宮にも当てはまる。
今季はここまで115試合に出場し、打率・201、13本塁打、36打点。規定打席到達者の中で打率最下位の清宮に厳しい現実が付きつけられた。
プロ5年目にしてレギュラー獲りに向けて、今季は1度もファーム落ちすることなくチャンスを与えられ続けた。最大のチャンスだったが、「確定」ランプをともせなかった。キャリアハイの13本塁打、1試合2発、初出場となった球宴ではサヨナラ弾を放ちMVPを獲得など、要所に光る活躍を見せてきたが、コンスタントに結果を残すことはできなかった。
さらに指揮官が手を焼いたのは、なかなか改善できなかった清宮生来の「性格」にもあるという。
「新庄監督は清宮にはオフに減量指令を出したことから始まり、シーズン途中も常に状況に応じてアドバイスを送るなど、目をかけてきた。一方でそのときはアドバイスにも反応するんですが、すぐ忘れてしまう清宮のハングリー精神が欠けている部分には苦労したようです。守備の面でも色々生かそうとほかのポジションなどでも起用しましたが、結局生かすことはできなかった」(放送関係者)