「あれは真似できない」福留孝介氏が舌を巻く大谷翔平のすごさとは
一方、宮本氏は、かつて共にヤクルトでチームメイト・指導者として戦い、今回のWBCでコーチを務めた城石憲之氏を通して耳にしたという、大谷の驚くべきトレーニング意欲について口にした。
身長193cmで長い手足を誇るなど恵まれた肉体を持つ大谷だが、その反面プレーにおいて他人よりも身体の扱いが難しい部分もある。
それゆえ、プロ入り後から、常に無駄を省いた打ち方を追求し続けているとされるが、その上で必要な筋肉はどこかを見出し、そこを鍛える。それをひたすら繰り返し、数年かけてトレーニングを続けているという。
「今年はこういった打ち方をしたいからここを鍛える」のではなく、「理想形」としての打ち方があり、それを常に追求し続ける。そしてそれを、誰かに教わるのではなく、全て自分自身で考えやり続けているというのだから恐れ入る。
この求道者ぶりには福留氏も思わず「考えられないですね…」と漏らすなど、驚きを隠せない様子だった。
すでにMVP争いが話題となるなど、米球界でも「ユニコーン」と称され、前人未踏の足跡が常に人々の興味を惹いている。大谷がこの先、どんな景色を私たちに見せてくれるのか、楽しみは尽きない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】大谷翔平、今度は敵守護神の直球を粉砕! 圧巻のHR争い単独トップに立つ21号に米識者は苦笑い「また2階席まで…」
【関連記事】大谷翔平の強打者ぶりを示す「.458」 今や“死角なし”の偉才に米識者も愕然「好調になったら勝負してはいけない」
【関連記事】「火の球ストレート」を持つ藤川球児氏が「あんな投手はいない」と語る最強投手とは