「あんな選手になりたい」イチローに憧れた“韓国の至宝”イ・ジョンフが明かしたMLBへの願望「僕は偏見を打ち破る」
父親が活躍していた名古屋で生まれ、幼い頃にはイチローを目にして、「あんな選手になりたい」とメジャーへの憧れを持ったという。そして、かねてからの想いをより強くさせたのは、21年の夏に東京オリンピックでの激闘だった。
「日本やアメリカの投手たちと戦って、僕はひとつの三振もしなかった。その時に、『こんな投手たちに良い結果を出したけど、毎日対戦したらどうなのだろう』と思った。もちろんオリンピックに出ている投手よりもメジャーリーグには凄い投手がいる。だけど、本格的に意識し始めたのは、あの時だった」
では、夢の檜舞台でどんな選手になりたいのか。彼はこう語っている。
「今、アメリカで僕が評価されているのは、コンタクトする能力と低い三振率だと聞いている。メジャーリーグはホームランをたくさん打つ打者が行く場所だと思っているけど、そんな偏見を僕は打ち破りたい。長打だけが野球のすべてじゃない。
野球には様々なタイプの選手がいる。1番から9番までいろんな役割がある。とにかく最善を尽くして、より良い姿を見せて、将来的に韓国の後輩たちが夢を持って、アメリカに挑戦できる道を開いていきたい」
はたして、イ・ジョンフは後輩たちの憧れの的となるような偉大な選手となれるのか。夢にまで見たメジャーでの挑戦を実現させる日は、間近に迫っている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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