吉田正尚に並ぶ123億超えの大型契約も!? メジャー移籍有力の“韓国のイチロー”に米球界で高まる期待「弱点はあまりない」

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大谷や山本の去就に注目が集まる一方で、イ・ジョンフに対する期待も高まっている。(C)Getty Images

 去る11月2日にFA(フリーエージェント)となる選手たちが正式に公示され、メジャーリーグは各球団の補強動向が、より活発化している。

 キャリア初のFAとなる大谷翔平をはじめ、ポスティングが正式決定した山本由伸今永昇太など多くの日本人選手の去就にも注目が集まるなかで、アジア球界で熱視線を注がれるのが、KBO(韓国プロ野球)リーグの強豪キウムに所属するイ・ジョンフだ。

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 実力は同国球界でもナンバーワンだ。元中日のイ・ジョンボム氏を父に持つ25歳のサラブレットは、22年シーズンに首位打者(.349)と打点王(113)の二冠を達成。リーグMVPにも選ばれ、韓国球界屈指の若手スターへと成長を遂げた。

 今季は7月に左足首の靭帯を損傷。無念の長期離脱を余儀なくされたが、出場86試合で、打率.318、6本塁打、45打点、OPS.861を記録。キャリア7年で通算1181安打、打率.340のハイアベレージを残し、満を持して海を渡る。

 昨オフに敏腕代理人スコット・ボラス氏と契約を締結。憧れだったメジャー移籍に向け、着々と準備を重ねてきたイ・ジョンフは、米球界でも小さくない注目を集めている。MLB公式サイトのマイケル・クレア記者は「今冬の移籍市場はショウヘイ・オオタニの名前が席巻するだろうが、GMたちが舌を巻く名前が他にもいくつかある」とし、「韓国のイチロー」とも評される25歳のポテンシャルを称えた。

「彼のコンタクト能力はボールを芯で捉えるだけじゃなく、状況に応じてストライクゾーンを広げ、打てない球でもヒットにする力がある。連合ニュースのユ・ジホ記者は『打者としての彼に弱点はあまりない』と語っている」

 さらに米スポーツ局『CBS Sports』は、ボラス氏のコメントを紹介。藤浪晋太郎投手ら多くの選手をクライアントに抱える大物代理人はアリゾナ州スコッツデールで開催されたGM会議において「守備の能力もあるし、パワーも十分にある。彼はK-POPのような風をメジャーにもたらすはずだ」と明言したという。

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