F1の元王者ルイス・ハミルトンが大不振 4戦終えてランキング7位 ポーポイズ現象への対応に四苦八苦
第4戦エミリアロマーニャGPでは周回遅れの13位(メルセデス提供)
かつてはグランプリとグランプリの合間に自由に実走テストをすることは可能だったが、現在は開発予算削減のため、数少ない指定の公式テスト以外は禁止に。そこで各チームともレーシングシミュレーターを使ったバーチャルの世界で新しい空力パーツなどをテストして実戦に投入しているのが現状だ。
ハミルトンはレーシングシミュレーターに頼らない選手として知られていた。それでも、マシンのパフォーマンスにかげりが見え始めた昨季からは搭乗する機会が増えていたという。ところがシミュレーターでポーポイズ現象を精密に再現するのは難しいとされ、問題を解消するのに時間を要しているもようだ。
メルセデスは次の第5戦マイアミGP(米フロリダ州、5月8日決勝)で対策を施した新しいパーツを投入するとみられるが、問題解決に至らない場合、ハミルトンが史上最悪の大惨敗シーズンを過ごす恐れがある。
[文/中日スポーツ・鶴田真也]
トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)
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