ルイス・ハミルトンがF1歴代最多タイ記録の通算91勝目をマーク「シューマッハーの優勝回数に並ぶなんて夢物語かと思った」

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 11日に独ニュルブルクリンクで開催されたF1第11戦アイフェルGPでメルセデスのルイス・ハミルトン(35)=英国=が優勝し、ミハエル・シューマッハー(ドイツ)が持つ歴代最多記録に並ぶ通算91勝目をマークした。既に通算ポールポジション獲得数も歴代1位となり、今季7回目のチャンピオンを獲得すれば、こちらもシューマッハーの記録に並ぶ。

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シューマッハー家から贈られた記念のヘルメットを掲げるハミルトン(メルセデス提供)


 これでF1史に新たな歴史を刻むこととなったが、ここまで「異端児」といわれ、さまざまな騒動の主役にもなった。モナコの公道で市販の高級スポーツカーで事故を起こしたり、英ウィンブルドンテニスを観戦しようとした際にはドレスコード違反で入場を断られたり。このほか歌手デビューを果たしたこともあったし、完全菜食主義のビーガンを公表したこともあった。

 ただ、これもコンプレックスをばねにキャリアを積み重ねてきたことが影響を及ぼしているように思える。モータースポーツはかつては貴族階級のスポーツと呼ばれ、白人が主体だった。父アンソニーさんはカリブ海のグレナダをルーツとするアフリカ系英国人。生活は貧しかったという。ハミルトン本人もゴーカート時代から常に自分が業界ではマイノリティーと自覚し、疎外感と闘いながらのし上がってきたようにみえる。

 13歳の時にはマクラーレンと長期育成契約を結び、将来を嘱望された。が、当時からクローズアップされていたのは一緒に育成プログラムに組み込まれたニコ・ロズベルグ。元F1王者、ケケ・ロズベルグを父に持ち、自身ものちにF1タイトルを獲得するが、F1界でも屈指のサラブレッドだった。





 2004年にF3世界一決定戦マカオGPの取材に行ったことがある。その時に現地で注目されたのは2世ドライバーだった。ニコ・ロズベルグのほか、ネルソン・ピケを父に持つピケJr、日本人初のフルタイムF1ドライバーとなった中嶋悟氏の長男、中嶋一貴の3人。一緒に大会に参戦していたハミルトンは実力が評価されていた割には話題に上がらず、やや日陰の存在だった。

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