「そういう話はちょっと…。自分は来たばかり」怪物ジャッジとの比較論に躊躇した村上宗隆 言葉を選んだ和製大砲に米局は感心「心が洗われるようだ」
開幕1か月で米野球のファンや識者の心を鷲掴みにしている村上(C)Getty Images
メジャーリーグの開幕から早1か月。球界内で日増しに関心を高めている選手の一人が、今季からホワイトソックスでプレーする村上宗隆だ。
熱視線を注がれる理由の一つは、目に見える結果だ。開幕前には鵜の目鷹の目の米スカウトやMLB球団関係者から「成功できないかもしれない」と見られた26歳だったが、蓋を開けてみれば、ホームランを量産。現地時間4月23日のダイヤモンドバックス戦終了時点で、25試合に出場して、10本塁打、19打点、長打率.598、出塁率.394、OPS.992というハイアベレージを記録。空振り率38.5%という“課題”は抱えているが、圧倒的なパワー系指標の高さで下馬評を覆していると言っていい。
一挙手一投足に注目が集まる中、当人の謙虚な言動もクローズアップされている。米紙『USA Today』によれば、記者陣からヤンキースの大砲であるアーロン・ジャッジと自身の比較について意見を求められた村上は、こう説いたという。
「ジャッジとの比較とかっていう話はちょっと……。自分はこっち(メジャーリーグ)に来たばかり。でも、彼は球界でも超が付くスーパースターなので。自分はどんな数字も見ていない。とにかく謙虚に、今やっていることを続けていく必要があると思ってます」
米メディアとすれば、ジャッジが2022年に叩き出したアメリカン・リーグ記録(62本)を上回る年間67本ペースで打ちまくる村上の胸中を探りたかったのかもしれない。ただ、やや意地悪な問いかけにも、至って冷静に自身の立場を見定めた和製大砲は、地元メディアのハートを鷲掴みにしている。







