ルイス・ハミルトンがF1歴代最多タイ記録の通算91勝目をマーク「シューマッハーの優勝回数に並ぶなんて夢物語かと思った」

タグ: , , 2020/10/13

チェッカーを受けて通算91勝目を飾ったハミルトン(ダイムラー提供)


 結果的にその後、最も飛躍したのがハミルトンだった。マカオGPでは勝てなかったものの、F3ユーロシリーズ、GP2(現F2)と立て続けにチャンピオンを獲得し、07年にマクラーレンでF1デビュー。6戦目のカナダGPで初優勝を遂げ、翌08年に最初のF1タイトルを手にした。メルセデスに移ったのは13年。そこから勝ち星をさらに量産し、今年は4年連続7回目の世界王者がかかっている。

 アイフェルGPではレース後のインタビューで「まさかミハエルの記録に近づく日が来るとは。彼の優勝回数に並ぶなんて夢物語かと思ったが、夢というものはかなうものなんだね」と胸の内を語った。シューマッハーとはF1で一緒に戦ったことはあるが、1度引退してメルセデスで現役復帰した後の時代。ハミルトンのデビューはシューマッハーが最初に引退した翌年で、全盛期にバトルをしたわけではなかった。

 シューマッハーの父親は一介のれんが職人だった。のちにカート場の経営に乗り出すが、華麗なるレース一家の出身では決してない。シューマッハーはハミルトンをしのぐ雑草魂の持ち主だったわけで、F1でもデーモン・ヒル、ジャック・ビルヌーブら2世選手と渡り合った。だから、ハミルトンにとって少年時代からシューマッハーは目標であり、あこがれの存在だったに違いない。

 次のポルトガルGP(10月25日決勝)では歴代単独1位の通算92勝目がかかる。本人もレーシングスーツを脱ぐ気持ちはまだないようで、このまま前人未到の通算100勝の大台まで突っ走りそうだ。

[文・写真/中日スポーツ・鶴田真也]

トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)






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