ロッテがCS進出争いで大ピンチ シーズン最終盤で佐々木朗希ら大量の体調不良者
新型コロナウイルスがまん延し出した2020年にも同じように大量に離脱者を出した。同年10月6日に荻野、鳥谷敬(現在は引退)ら7人がコロナに感染し、濃厚接触者と特定された4人と合わせて計11人が特例で出場選手登録を抹消された。翌7日も岡が濃厚接触者に認定されて抹消された。
その年はシーズン開幕が6月にずれ込み、通常よりも短い120試合制で実施。レギュラーシーズン終了は11月だったが、ロッテは二軍から若手を送り込むなどして、何とかリーグ2位でCS進出を果たすことができた。
その年に投手コーチを務めていたのは現指揮官の吉井理人監督。佐々木朗はまだプロ1年目で基礎体力づくりに専念させ、二軍戦を含めて1度も実戦登板させなかった。育成プログラムを変えることなく、当時の現有戦力でレギュラーシーズンを乗り切ったといえる。
プロ野球関係者は「佐々木朗希には早く復帰してもらいたいところだが、故障上がりであり、病み上がりにもなるため慎重な再調整が必要。ロッテは投手力が売りだが、大事な時期に体調不良で離脱したのは本当に痛い」と指摘。チームの調子自体も下降線をたどっており、絶体絶命のピンチを3年前のように全員野球で乗り切るしかない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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