「カネを使い続けるのは不可能」バーランダーも売ったメッツに大谷翔平獲得の希望なし!? 米識者が持論「オオタニは見送った」

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今オフの動向が注目され続けている大谷。そのなかでメッツがトレード市場で見せた動きは話題となった。(C)Getty Images

 現地8月1日、今季のメジャーリーグにおけるトレード市場が幕を閉じた。

 例年と同様に最後の最後まで様々な動きが起きた今季のトレード市場。今オフにFA(フリーエージェント)となる大谷翔平(エンゼルス)の去就も注目を集めたなかで、最も話題を提供したのはメッツの動向だろう。

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 怒涛の大型補強を施して今季を迎えた。1986年以来のワールドシリーズ優勝へ向け、着々と戦力を整えたメッツの開幕時の総年俸は史上最高額の3億3000万ドル(約535億円)という天文学的数値を計上。大富豪として名高い名物オーナーであるスティーブ・コーエン氏のタイトルへの意欲は間違いなく本物だった。

 しかし、故障者が相次いだ影響もあって、球団は開幕から失速した。ようやく戦力が整い始めた7月になってもなかなか状況は好転せず、気づけば地区4位にまで低迷。首位ブレーブスと大きく水をあけられ、彼らはトレード市場で売り手に回った。

 7月30日に3年1億3000万ドルの契約を締結中だったマックス・シャーザーをレンジャーズへ放出すると、デッドラインデー当日には昨オフに獲得したばかりだったジャスティン・バーランダーをアストロズへ売却。そのほかにも救援右腕のデビッド・ロバートソン、主力外野手だったマーク・カナ、トミー・ファムもトレードに出したのだ。

 事実上の白旗宣言と言える大刷新を行なったメッツ。これを主導したビリー・エプラーGMは「戦略的な決定だ」としたうえで、「強調しておきたいのは、これは再建ではないし、ファイターセールでもない」と訴えた。しかし、開幕前の期待が大きかっただけに、識者たちからは嘆きの声が上がっている。

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