F1シート喪失のシューマッハー長男の今後は? 父がF1王者の選手は大成するか
最終戦アブダビGPのミック・シューマッハーの走り(ハース提供)
今季王者のマックス・フェルスタッペン(オランダ)も2世ドライバーだが、父ヨスは8シーズにわたってF1に参戦しながら1勝もできなかった。
ミックはF1にデビューする前にF2選手権、欧州F3とシリーズチャンピオンを獲得しており、下部カテゴリーでは十分な実績は残している。F1はマシンの良し悪しがレース結果を左右するだけに、本当の実力を評価しにくいともいわれている。ひとまず浪人の身となるが、将来を見越してメルセデスがリザーブドライバーとして獲得に動いているとの噂のもある。
父ミハエルは引退後の2013年にスキー事故で頭部を負傷。一命は取り留めたものの、事故後は治療に専念し、公の舞台に一度も姿を見せていない。秘密のベールに包まれている健康状態は世界の関心事でもある。
今後もミックの口から父の容体について明かされることはなさそうだが、F1の世界とは切っても切れない関係の親子鷹でもあり、今後の去就が注目を集める。
[文/中日スポーツ・鶴田真也]
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