燕・村上 交流戦MVPの先にささやかれる「あの野望」とは
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ヤクルトの若き主砲、村上宗隆内野手(22)の勢いが止まらない。
NPB(日本野球機構)は13日、「日本生命セ・パ交流戦」の最優秀選手賞(MVP)を発表。MVPには全18試合に「4番・三塁」でフル出場を果たし、打率・351、6本塁打、13打点と圧倒的なパフォーマンスでチームを引っ張ったヤクルト・村上が初受賞した。
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5月24日の日本ハム戦(神宮)ではサヨナラ弾、最終カードとなった11日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)で逆転満塁弾を放つなど、主砲の力を存分に発揮してみせた。チームを18年以来、2度目の交流戦優勝に導いた若き4番は「本当に光栄に思います。何よりも優勝できて良かったです」と充実感を漂わせた。
今季でプロ5年目を迎える。昨年は全143試合で4番として出場し、巨人・岡本和と並ぶ39号をマーク。初の本塁打王に輝くなど、着実に階段を上がっている。そんな村上の視野に入るのが「令和の三冠王」だ。
以前から球界を代表する長距離砲であり、好敵手の巨人・岡本和と村上をめぐって「どちらが三冠王に近いか」という話題になることがあった。この点に関してはこんな声もある。
「平成最後の三冠王として知られる松中(信彦)さんは三冠王獲りの条件として前後を打つバッターの安定性をあげています。特に5番を打つ打者が勝負強いと、4番と勝負せざるをえなくなり、必然的に打てるボールが増えると指摘しています」(放送関係者)