「負けるなんてありえない」“強者”井上尚弥に挑むネリは意気軒昂 母国メディアも“変貌”に驚嘆「今回は違う」
無論、やる気を滾らせる“悪童”を母国メディアも評価する。メキシコのスポーツ専門局『TV Azteca』は「(アザト・)ホバシニアン戦は3週間ぐらいしか練習してなかったし、直前までぼやぼやしていた。でも、今は違う。価値があると分かっているから5か月も特訓してきた。ビッグファイトなのに、日本に来て、負けるなんてありえない。全く違う俺が見られると思ってくれ」という本人のコメントを紹介。そのうえで、ネリの現況を次のようにリポートしている。
「ネリは無敗の日本人であるナオヤ・イノウエを倒すという使命を持って日本に行く。東京ドームでの試合に向け、声を張り上げるパンテーラ(豹の意。ネリの愛称)は、常に規律を守ってきたわけではない。だが、今回は違う。どんな展開になろうとも応じる用意がある。彼は対戦相手と環境をよく研究し、モンスターに対しても恐れを持たない」
恐いもの知らずのメキシカンは、前人未到の“打倒・怪物”をやってのけるのか。周囲の期待こそ大きくはないが、果たして。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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