「勝てる選手は誰もいない」東京D興行参戦の豪王者モロニーが語った井上尚弥の“恐ろしさ”「決していいもんじゃない」
怪物の凄みは、身をもって体感している。2020年11月に米ラスベガスで井上と対峙したモロニーは、7回に強烈な右カウンターを頭部に被弾。「耳の中で何かが揺らいでいるのが分かった」と膝から崩れ落ちていた。
だからこそ、「打ち合いでイノウエに勝てる選手はいない」と断言するモロニーは、「一瞬でネリを捕まえる」と続ける。
「ネリもいいパンチを打つし、フェザー級に上がる前のイノウエと対戦できる限られた選手ではある。だが、イノウエには及ばない。僕はその一発がどんな感じかを身をもって知っている。決していいもんじゃないよ」
井上の怖さを熟知するモロニーの言葉は、果たして現実のものとなるのか。世界が熱視線を注ぐ一戦に対する緊張感が高まってきている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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