ネリ戦後はアフマダリエフorカシメロ? 重鎮アラムが説いた井上尚弥の“未来”「特にサウジからの関心は大きくなる」

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 いわば、「ボクシング本場で、アメリカ人の猛者を破ってこそ一人前」なわけだが、井上に対する批判的な意見を「時代遅れ」と断じるアラム氏は、「イノウエが日本を飛び出し、アメリカやサウジアラビアで試合をするのかどうかは本当に私の共同プロモーター次第だ」と指摘。日本開催を続ける陣営への理解を示すとともに、“ネリ戦後”を見通してもいる。

「まず何よりもイノウエが日本で試合ができるのは経済的な効果が大きいからだ。そのうえで日本以外の国、特にサウジアラビアからの関心について話すのであれば、それ(可能性)は大きなものになる。だが、正直なところ、明確には答えられない」

 一連のアラム会長の指摘は米メディアでも話題となっており、ボクシング専門サイト『Boxing News24』は「スーパーバンタム級にとどまるならば、選択肢はそれほど多くはない」と指摘。ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)とジョンリエル・カシメロ(フィリピン)の名を挙げ、「両雄との対決は日本のファンにとっては魅力的なカードになる」と断言した。

 いずれにしても、世界中で中継される“東京ドーム決戦”でのパフォーマンスが注目される。ここで井上が世界の度肝を抜くような試合を見せれば、彼の価値がさらに高まるのは必至だ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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