PFP世界4位相手でも揺るがぬ“井上が勝つ”の声 井上尚弥に次戦候補との攻防を米記者が予測「イノウエは最も危険な相手との戦いでこそ真価を発揮する」
日進月歩で進化を続け、快進撃が止まらない“バム”ロドリゲス。新進気鋭の23歳は井上との対戦が有力視される天才だ(C)Getty Images
「日本でも良い」と認めるロドリゲス陣営
無論、ボクシングは階級制のスポーツ。井上が中谷戦後に『The Ring Magazine』のフラッシュインタビューで「それはもうタイミング次第ですね」と認める通り、両者がベストコンディションを生み出せる“時”を見測る必要がある。
しかし、現時点で来年度のスーパーバンタムへの飛び級も見越しているロドリゲス陣営は、「場所は日本でも良い」とやる気は十分。メガマッチの実現をより鮮明に見据えている。
そうした状況にあって展開される下馬評で「優位」と目されているのは、やはり百戦錬磨の井上だ。今回の中谷戦で芸術的な技巧を披露したことで、“怪物”に対する世界的な声価はより一層高まった感がある。
米メディア『Boxing Scene』は、「ナオヤ・イノウエとバム・ロドリゲスは、どちらが勝つ?」と銘打った企画を展開。その中で編集担当記者たちは揃って「井上が勝つ」という持論を口にした。
中谷戦の攻防内容をふまえて「イノウエは衰えの兆候に対する懸念が時期尚早であることを示した」としたデクラン・ウォリントン記者が「イノウエは世界最高のファイターと同様に、彼の真価は最も危険な相手との戦いでこそ発揮されると見せつけた。ロドリゲスは容赦なく、ここからより成長していくだろうが、彼が勝つには、イノウエを何らかの形で上回る必要がある」と指摘。新進気鋭の26歳が、いまだ実力不足との見解を示した。
また、「イノウエも33歳になる。近い将来にフェザー級に進むことを考慮すれば、(ロドリゲスと)最高の状態でやり合うなら、できるだけ近いうちに実現するべき」との前置きをしたエリオット・ウォーセル記者は、こう記している。
「イノウエが勝つと思っている。なぜなら、彼はナカタニとの試合で、パワーだけに頼らず、頭を使って問題を解決する能力を見せたからだ。また、ロドリゲスはナカタニよりも総合的に優れたファイターではあるが、そのスタイルこそ、イノウエにとってはより好都合。我々が知るあの“イノウエらしさ”を発揮できる相手だと考えている」
ロドリゲスとの一戦が実現すれば、世界的な関心が強まるのは必至。それだけに水面下で進んでいく井上陣営との交渉の行方から目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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