矢野阪神 「今季限り」で早くもささやかれる「次期監督」の名前とは
キャンプイン前日に矢野監督が前代未聞の今季限りでの退任を表明した阪神の周囲が騒がしい。
日本ハム・新庄監督は矢野監督の電撃表明を受け「オレも何か言ってたよね、早めの引退(発言)。矢野さん、似てるな」とにやり。自身も日本ハム時代の06年4月にそのシーズン限りの引退を発表。ナインの気持ちをまとめ上げ、日本一に輝いたことで知られる。その上で「矢野さんが今年で終わるということで、選手のいろいろな思いがあると思うし変わるんじゃないですか」と選手の気持ち面での変化を指摘してみせた。
一方、阪神は矢野監督が退任表明をしたことでストーブリーグに突入。早くも次期監督候補の名前がささやかれている。最右翼と見られているのは、昨季限りで現役を引退した鳥谷敬氏(40)だ。
「最近は若い指導者がトレンド。セ・パ両リーグを経験していることも大きい。チームの長年の課題となっている守備難に関してもしっかり指導できることから適任と見られている。不安点としたら指導者経験がないことだろう」(球界関係者)
昨年、ロッテで計18年間の現役生活を終えた鳥谷氏は今も阪神ファンを中心に絶大な人気を誇る。昨年のCSファーストステージでテレビ解説を務めたときには勝敗につながるミスをした阪神・遊撃の中野に対して「グラウンド状態は色々な変化がある。自分は阪神園芸さんと話をしてきた」と語りかけ、話題になったことも。
タイガース時代は生粋のスター選手だったが、現役最終章はロッテに移籍。若い選手たちとともに汗を流したことも指導者経験にはプラスに繋がると見られている。