矢野阪神 「今季限り」で早くもささやかれる「次期監督」の名前とは
さらに投手出身OBからは藤川球児氏(41)を推す声もある。
「評論家として独自の視点でわかりやすく野球を伝えることで人気を得ています。メジャー、独立リーグまで経験したことも自身の幅を拡げている。昨季の日本一監督であるヤクルト・高津監督も多様なキャリアが指導者経験に生きたと語っているが、柔軟にキャリアを重ねたことが高く評価されています」(放送関係者)
藤川氏は阪神で「JFK」の一角として、ブレイク。2005年には53HPで最優秀中継ぎ賞を獲得した。06年はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に日本代表として出場、世界一に貢献。その後、チームでは絶対守護神として定着した。メジャーではカブス、レンジャーズなどで活躍。帰国後は四国アイランドリーグ・高知ファイティングドッグスへの入団も注目を集めた。
さらに評価が急上昇している大物OBの名前もあがる。
「オリックスの能見兼任コーチです。昨季のオリックス投手陣の躍進にはブルペンを預かる能見コーチの手腕も大きかったというのは専らの話。未だ現役を続けていて、より現場に近い目線でチーム作りをできることもメリットになります」(放送関係者)
阪神時代は左腕エースとしてチームを牽引、オリックスに移籍後は兼任コーチとしてチームを支えている。今春のキャンプも初日から早速ブルペン入り、投手としても元気な姿をアピールした。
シーズンを前にすでに時計の針は動き出した。今季優勝を目指すチームと共に阪神の次期監督をめぐって水面下の駆け引きもし烈になりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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