「もう日本を中心に」ボクシング界の“米国中心主義”は正しいのか? メキシコ識者が説いた井上尚弥の価値
さらに「私はナオヤこそ今のボクシング界で最強だと思っている。彼は完全無欠だ」と絶賛するマルドナードJr.氏は「アメリカは最高の場か?」という質問には、「いや、必ずしもそうとは限らない」とキッパリ。あらためて井上の価値を強調するように持論を語った。
「今じゃアメリカやメキシコだけじゃない。ロシアや日本からも良いファイターは出てきている。とくに日本にはナオヤに続こうとしているジュント・ナカタニがいる。彼はスーパーバンタム級かフェザー級で唯一、ナオヤに勝つチャンスを持っている。そして、その彼らの試合はネリとイノウエがやったように、再び東京ドームのような大規模な会場でも超満員できるんだ」
サウジアラビアからの巨額投資が介入するなど、国際化が進み続けるボクシング界。そのなかで日進月歩で飛躍を続ける井上への評価も高まる一方となっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「ネリ戦で無敵じゃないと分かった」井上尚弥の“転級”にフェザー級の無敗戦士も歓迎 “打倒・怪物”に自信「俺は倒す」
【関連記事】グッドマンに井上尚弥戦は「自殺行為」 合意間近の一戦に豪伝説戦士が辛辣意見!「世界王者になるなら、今はやめるべき」
【関連記事】井上尚弥が見せた感情の赴くままの姿 ネリとの激闘で初ダウンを喫したからこそ見えた“モンスター”の魅力【現地発】
1 2