コミッショナーは「有観客」明言するも、沖縄キャンプでぬぐいきれない「あの不安」とは
斉藤コミッショナーは「今、自治体側から(受け入れ態勢を)変更したいという声が出ているかというと、そうでもありませんので。よほどのことがない限り、その条件で進行するだろうと思っている」と2万人以下での有観客キャンプ開催への自信も口にした。
もっとも各球団には徹底した感染対策が強く求められるだろう。1カ月という長期にわたって集団生活を送るキャンプ。小さなほころびからウイルスの侵入を許せば、たちまちクラスターにつながりかねない。ホテルでの自室療養で済めばまだマシだが、既に逼迫している沖縄県の医療態勢に悪影響を及ぼすことだけは絶対に避けなければならない。沖縄県内では感染や濃厚接触者となることで、働くことができない医療従事者たちが激増。救急の一部や一般外来の受け入れを停止する医療機関も相次いでいる。玉城デニー知事は逼迫している医療現場の支援へ、自衛隊に災害派遣を要請したばかりだ。
また感染拡大がなおも続いていくと、今度は沖縄県への緊急事態宣言発令も視野に入ってくる。そうなった場合には、また新たな指針の下で、プロ野球サイドと各自治体による受け入れ態勢の再協議は避けられないだろう。いずれにせよ選手たちは必要最低限以外の外出禁止は義務づけられそうで、2年連続で厳戒態勢のキャンプを送ることになりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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