山﨑康晃は盛り込まず、千賀滉大は行使してメジャーへ 「今さら聞けない」オプトアウト条項とは?
逆に、予想される成績が残せなかったり、故障がちになるなど健康面に不安が出てくることで、オプトアウトしない選手もいる。
ヤンキースに移籍した田中将大は2014年から7年総額1億5500ドル(約215億円)で契約。4年目終了時点でオプトアウトできる権利が盛り込まれた。田中はローテーションは守ったが、1年目に右肘のじん帯に損傷が発覚。健康面のリスクは払拭できず、仮にオプトアウトしていたら新たに結ぶ契約は単年あたりの年俸額が下がっていた可能性もある。そのあたりを冷静に判断し、決断したとみられる。
山﨑はそうした条項を含まなかったことで、6年間変わることなくDeNAのユニホームを着続けることが決まった。「僕のメジャーという夢は、ベイスターズで優勝したいという夢に変わった」。今季、2年ぶりに守護神の座に返り咲き、2位躍進に大きく貢献。胸をなで下ろしたベイスターズファンは少なくないはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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