ポスト大勢にも照準?剛腕左腕獲得の巨人の「思惑」とは
そんな中、チームは先に獲得が浮上していた前ナショナルズ傘下3Aロチェスターのアルベルト・バルドナード投手と契約合意したという。1日付の「スポーツ報知」が報じた。
バルドナードはキューバ代表として今春のWBCにも出場。開幕後は3Aで29登板、防御率3・03、29回2/3で30奪三振をマーク。体重122キロの恵まれた体格の左腕は150キロ台の速球とスライダー、チェンジアップのコンビネーションが持ち味となっている。
この補強にはさらなるリリーフ強化を狙うチームの意図が感じられる。リリーフ陣では先にオリックスからトレードで鈴木康平を獲得。大勢不在の中、代役守護神の座を務めた中川や、セットアッパーとして安定した力を発揮している菊地大稀も奮闘しているが、仮に大勢の不在が長引くようならば、中川も昨年は腰痛で1年間一軍登板がなく故障明けなだけに、負担が集中するのも避けたいところ。
その意味では新加入ながらバルドナードにも期待がかかる。巨人の外国人ストッパーといえば、21年に32戦連続無失点記録を作った最速166キロ右腕、チアゴ・ビエイラなど過去には安定した成績を残したストッパーもいる。
注目球団とあって、より多くの重責と向き合うシチュエーションが多くなるため、外国人投手を守護神に推す声も一定数あることで、早ければ球宴前にもお披露目があるとされる剛腕左腕のパフォーマンスに様々な意味で注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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