あの頃のパ・リーグは辛かった・・・!レジェンド3人が語るセ・パでの違い「観客を数えることから始めた」
田中大貴のアスリートチャンネル【アスチャン!】より
ヤクルトが4年ぶり2度目となる優勝で幕を閉じた今年のプロ野球交流戦。
2005年にスタートしたセ・パ交流戦で、昨年、今年と2年連続でセ・リーグが勝ち越したのは初めてのこと。これまではパ・リーグ優位とされてきた。
そんなプロ野球だが、ひと昔前までは、知名度や優遇度、人気度など含め、圧倒的に セ・リーグ 優位の時代が長かった。
そんな両リーグの違いについて、元近鉄などで活躍した金村義明氏、平成のミスターロッテこと初芝清氏、ミスターファイターズこと田中幸雄氏が、スポーツアンカー・田中大貴氏のYouTubeチャンネル「アスリートチャンネル」に出演し、当時を振り返った。
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同球場でも使用ロッカーは違う
かつて、パ・リーグの往年の時代を戦ってきた3人。
だが、金村氏は、現在と当時を振り返り、このようなことを感じていると言う。
「僕は元々宝塚の田舎出身だったので、『プロ野球』と聞くと、最高峰でどの球団も一緒だと思っていました。ですが、実際プロ入りして見ると、両リーグで天国と地獄くらい違いましたね(笑)パ・リーグはひもじいと言うか、道具は、全部給料天引きだしでしたし。セ・リーグ は2軍選手でもみんな球団からもらっていましたからね」と待遇の違いを振り返った。
一方、田中幸雄氏も、
「僕も高校まで宮崎だったので、中継はジャイアンツ戦しかやらなかったです。なので、セ・リーグ のチームしか知らなかったですね。もちろんパ・リーグに球団があるのは知っていましたけど、数名しか有名な選手を知りませんでした」
と、知名度の面でも圧倒的なセ・リーグ 優位であったことを振り返った。
とはいえ、田中幸雄氏が所属していたファイターズ は、パ・リーグ球団とはいえ本拠地は東京。当時から圧倒的な人気を誇っていた巨人と同じ本拠地・後楽園球場を使用していたが、そこでもこんな違いがあったと言う。
「ジャイアンツと同じ球場を使っていましたが、ロッカーは違うものを使っていたんですよ。ハムの方が少し小さめで・・・(笑)羨ましいな、という思いは多少ありましたね」